一時期は携帯電話やスマートフォンを時計代わりに使う人が多かったのですが、最近はスマートウォッチの登場で再び腕時計を身に着ける人が増えて来ました。
従来の腕時計と異なり、スマートフォンの電話着信やSNS・メッセンジャーアプリの内容を通知する機能を備えており、時間を知る以外の機能が数多く搭載されています。
心拍数や体温を測れるものもあり、自己管理のツールとしても注目されています。
しかし、スマートウォッチ単独では各種数値を計測したり通知を受けたりするだけで、更に高度なことをしたいと思えばスマートフォンのアプリと連携する必要があります。
そしてスマートウォッチとスマートフォンのアプリが連携するためには、Bluetoothによる通信が必要です。
実はスマートフォンの電波同様に、Bluetoothにも圏外はあります。
いったいスマートウォッチでスマートフォンからの通知を問題なく届けられる距離は、どの程度なのでしょうか?
スマートウォッチで出来るのは通知を受けることだけ
スマートウォッチの中には、SIMカードを挿せて単独でインターネット通信できるものがありますが、今回は一般的に用いられるBluetoothによる通信に限ってお話を進めていきます。
スマートウォッチとスマートフォンは、Bluetoothによるペアリング設定を行った後、両者間の通信が可能になります。
まず、それぞれできることが異なるので、理解しておきましょう。
・スマートフォンからスマートウォッチ
電話の着信、SNSやメッセンジャーアプリからの通知・内容の表示を行うことが可能です。
スマートウォッチから送られてきたデータをアプリで管理することが可能です。
インターネット上の時計と同期して正しい時刻をスマートフォンに設定すると同時に、スマートウォッチに送ります。
・スマートウォッチからスマートフォン
歩数や体温など、スマートウォッチ側で計測した数値をスマートフォン側に送信します。
設定をしておくと、スマートウォッチからスマートフォンを呼び出すことが可能です。スマートフォンがどこに行ったか分からなくなった場合など、探し出す手伝いをしてくれます。
距離は関係ない!スマートウォッチの通知を妨げる電子レンジ
最初にBluetoothにも圏外があると書きました。
Bluetoothは近距離通信規格の一つなので、文字通りインターネットのように遠く離れた場所にある機器とつながることは不可能です。
この近距離とは、規格上は数メートルから数十メートルの範囲でつながると定義されています。
そのため、バッグの中にスマートフォンをいれておいて腕につけたスマートウォッチとつなぐ、家の中においてあるスマートフォンをスマートウォッチから探すということは可能です。
逆に、職場に置いてあるスマートフォンの通知を出先で受け取る、どこで失くしたか分からないスマートフォンをスマートウォッチで探すことは不可能なのです。
また、階が違ったり、同じ階でも厚い壁にさえぎられていたり、電波障害があったりすると、同じ建物の中でも繋がらないことがあります。
電波障害を引き起こす代表的な機器は、皆さんの身近にある電子レンジです。
Bluetoothと電子レンジは出力する電波の周波数帯が近く、お互いに影響を及ぼすのだそうです。
スマートウォッチの通知設定で情報漏えい?!Smart Lockを知ろう
最後に、ふだんAndroidスマホをロックして使っている人に、注意しておいて欲しいことを書いておきます。
ロックしておくと他の人にスマホを触られても解除されないので、写真やLINEなどを盗み見される可能性は低いです。
しかし、スマートウォッチやワイヤレスイヤホンをBluetoothで繋いだAndroidスマホは、設定を間違うと誰にでもロックが解除できるようになります。
この設定とは、AndroidスマホのSmart Lockという機能のことです。
ペアリングが済んだスマートウォッチなどのBluetooth機器がスマートフォンの近くにあると、ロック機能が解除されるというものです。
Bluetoothは近距離での通信を前提としているため、スマートウォッチやワイヤレスイヤホンを使う人がスマートフォンの見える範囲にいて使っていることを想定しています。
つまり、スマートフォンが所有者の目の届く範囲にあるという前提で使うものです。
しかし、Bluetoothは長ければ数十メートルの範囲で電波が届きます。
自席にスマートフォンを置いてトイレに行っている間に、誰かが操作をしないとは言い切れません。
Smart Lock機能はオン・オフが自由に選べるので、必ずその点を意識して設定しましょう。
