フライパンが一つあると、さまざまな料理を作ることができます。
フライパンといえば、お肉を焼いたり炒め物をしたり、そんな用途が中心と思いがちです。
しかし、少量であればカレーやシチュー・煮物などといった、水分を必要とするものも作ることができます。
一般家庭のキッチンは、料理店の厨房のように広くはないため、できれば1つで何役もこなせて機能性の高いものを持っておきたいものです。
また、できれば長持ちさせたいですね。
そんな家庭用に適したフライパンの見極めかたとメンテナンスについて、考えてみましょう。
家庭用フライパンは蓄熱能力がバツグンの厚みのあるものを選ぼう
みなさんは、これまでフライパンをどこで購入してきましたか?
台所用器具をあつかう専門店、ホームセンター、雑貨屋、100円ショップなど、価格帯もデザインもさまざまなものが世の中には存在します。
また、通販番組でもフライパンを売っているのを見たことがあります。
なぜか、1つでいいのに「なんと、もうひとつ付いてお値段そのままです!」と番組を盛り上げるハイテンションな展開に驚かされることがあります。
しかし、今回挙げる見極めポイントは、決しておまけの有無ではありません。
むしろ、通販番組は避けてください。
なぜなら、触ることができないからです。
フライパンの選び方で重要なのは、「厚み」だと聞きました。
家庭用のコンロは火力が弱いため、調理するときに理想的な温度を得ることが難しいのです。
しかし、厚みのあるフライパンを使うと、一度温められたときの熱が冷めにくくなります。
そのため、薄いフライパンで調理する場合に比べると、より良い状態でお料理を作ることができるのです。
フライパンを長持ちさせるコツはテフロン加工の保護こすりすぎに注意
次にメンテナンス方法について触れます。
メンテナンスといっても、一般人が鉄のかたまりであるフライパンを加工したり修理したりするのは難しいことです。
ここでは、利用者の多いテフロン加工のフライパンのメンテナンスについて触れます。
使うときに一番気を付けたいこと、そして使ったあとで洗うときの注意点を挙げていきます。
簡単にいってしまうと、このテフロン加工が剥がれないように維持することが、フライパンを長持ちさせます。
まず、使うときに一番気を付けたいのは、空焚きをしないことです。
過度な加熱が生じると、テフロン加工が剥がれてしまうきっかけになるので、気を付けましょう。
調理のときにもう一つ気を付けたいのが、調理器具はやわらかい素材のものを使うということです。
例えば、フライパンの上で金属製のヘラを使って食材をかき混ぜると、傷がついてしまう可能性があります。
傷があるということは、テフロン加工が剥がれてしまっていることを意味するので、要注意です。
次に洗うときの注意点です。
火を止めたあと、フライパンが熱いままの状態で水に浸けたりしないでください。
熱した物質を急激に冷やすと、その物質は傷ついたり壊れたりします。
さすがにフライパンが割れるようなことはありませんが、その上にコーティングされたテフロン加工部は、やはり傷ついて剥がれやすくなります。
また焦げ付きなど簡単にとれない汚れがある場合は、お湯でふやかしてそのあとでスポンジを使ってきれいに落とします。
スポンジを使う場合は、強い力をかけないようにしましょう。
その力でコーティングが剥がれてしまうことがあるのです。
ステンレスやセラミック加工のフライパンにも応用可能なメンテナンス
フライパンは鉄でできていて、そう簡単に壊れるものではありません。
しかし、その表面にコーティングされたフッ素が剥がれてしまうと、せっかくのテフロン加工も役に立たなくなってしまいます。
それが使い方に注意したり、洗い方に注意したりするだけで長持ちできるのです。
この考え方はステンレスやセラミック加工のフライパンにも応用できます。
