冬のオシャレに欠かせないセーターは、すぽっと袖を通すだけで暖かくなる非常に優れた衣料品です。
しかし、誰もが身に着けるアイテムでありながら、そのメンテナンスは面倒です。
メンテナンスの中で一番面倒なのが、その洗い方です。
その他の衣料品であれば洗濯機に入れて回して脱水、その後ハンガーに吊り下げるだけで済むのですが、セーターは何も考えずにハンガーにかけると、伸びる心配が生じます。
洗ってはいけない衣料品がある!洗う前にセーターのタグを確認しよう
セーターのメンテナンスは、ハンガーにかける前、洗濯から始まります。
洗濯機に放り込んでスイッチオン!
そんな乱暴な扱いをする人はいないと思いますが、念のためここでおさらいをしておきましょう。
大前提として、衣料品は洗濯機に入れて良いものと入れてはいけないものに分かれます。
これは、セーターの内側にタグと呼ばれる小さなメモがついているので、そこに書かれた衣料品の取り扱い方法に従いましょう。
実はセーターだけではなく、あらゆる衣料品には洗濯の際の注意事項が書かれたタグが付けられています。
基本的にセーターは洗濯機に入れてはいけません。
これらのものを準備してください。
・セーターをたたんでそれがすっぽりと入るくらいの洗濯ネット
・おしゃれ着用の洗剤
・洗濯ネットを曲げずに入れられる容器
セーターはおしゃれ着といって、洗濯機で乱暴に洗ってはいけません、かならず手洗いをします。
手洗いとは、水の中におしゃれ着用洗剤を溶かし、そこに洗濯ネットごとセーターをつけ、手で軽く押しながら洗う方法です。
水切りは洗濯機を使って構いませんが、一番力の弱い脱水で1分以内で終わらせましょう
セーターの洗濯は干し方がすべてハンガーは平干し専用のものを使おう
脱水が終わったセーターは、陰干しをします。
陰干しというのは、簡単にいうと直射日光に当てないという意味です。ただし、風通しの良いところに干してください。
そしてここからが重要です。
ハンガーにかけてはいけません。
セーターに型がついてしまいますし、何よりもセーター自体の重みで伸びてしまいます。
そんなときに役立つのが、平干し専用ネットです。
平干し専用とは、読んで字のごとく、セーターを平らな状態にして干すためのアイテムです。
この場合の「平ら」は、床と平行に置くという意味ですが、平干し専用ネットは、セーターを床から少し浮かせて乾燥させることのできるものです。
焼き肉用の丸い網があると思いますが、それを弓なりに曲げた状態で、その上にセーターを置くような感じです。
わざわざ専用品を購入するのが面倒だと感じる方は、家の中にあるものを活用しても構いません。
例えば、ソファーの背もたれや大きめのクッションなど、セーターを十分に広げられる場所に乾燥したタオルを敷いて、その上にセーターを載せて干しましょう。
セーターの毛玉とりは基本的にNGできればクリーニングを利用しよう
セーターを着ているとかならず突き当たるのが毛玉です。
衣類はどうしても生地同士が擦り合ってしまうので、それが毛玉の原因になります。
また、洗濯するときにも生地が擦り合うので、そのために洗濯ネットに入れて洗う方が良いのです。
このとき、セーターを裏返して洗うと、さらに毛玉を防ぐことになります。
それでも毛玉はできてしまうことがあります。
そんなときは毛玉をむしり取りたくなりますが、決してそんな乱暴なことはしないでください。
毛玉取りブラシや毛玉取り機を状況に応じて使い分けるようにしてください。
基本的には、セーターのようなおしゃれ着は自分で洗濯するのではなく、専門のクリーニング店にお願いすることをおすすめします。