2020年4月より第4の携帯電話会社として本格始動した「楽天モバイル」ですが、2980円で通話・通信が使い放題という衝撃的な価格を武器に、既存の3社が支配する市場に殴り込みをかけました。
通話を使い放題にするために必要になるのが「rakuten link」という専用アプリで、このアプリを使わずに通話とsmsの送受信を行うと、上記の2980円とは別に料金を請求されます。
「rakuten link」の利用開始には、2つの条件があります。
ひとつはアプリのログインに楽天IDとパスワードが必要になること、つまり楽天モバイルのサービスを受けるためには楽天の会員になる必要があります。
そしてもうひとつは、上記楽天IDでログイン後に送られてくるsmsが受信できることです。
送られてきたsmsの中に記載されたパスコードをアプリに入力することを「sms認証」と呼び、この認証が済むとようやく「rakuten link」が使えるようになります。
sms認証はさまざまなアプリで採用されているセキュリティ対策
専用アプリを使って通話料金が定額になったり安くなったりする携帯電話会社のサービスは多々ありますが、楽天モバイルが提供する2980円で通話・通信ともに使い放題という金額設定は、発表当時にかなりの衝撃をもって市場に登場しました。
しかし、従来の携帯電話会社が提供している方式と異なるやり方で通話やsmsの送受信を実現しているため、まだまだ不安定な部分もあるようです。
この不安定な部分でよく耳にするのが、楽天モバイルにMNPしたらsmsが届かずアプリの認証ができない、というものです。
さすがに「rakuten link」の認証ができないという話は耳にしませんが、smsを用いた認証を用いているアプリは他にも多数存在します。
例えば、Twitter・Facebook・Evernoteなどのアプリで二段階認証を設定すると、smsが必要になります。
また、Androidスマホを使うときに必要なGoogleアカウントや、iPhoneを使うときに必要なApple IDも、二段階認証の設定を推奨しています。
もしこの二段階認証に必要なsmsが届かなければ、これらのサービスを利用することができなくなってしまうのです。
sms認証を用いた二段階認証はセキュリティ強化のため設定必須
サービスを利用できない可能性が潜んでいるのであれば、いっそ二段階認証の設定をしなければ良い、そう考える人もいるでしょう。
でも、その判断はちょっと待ってください。
二段階認証はいったい何を目的に設定するか知っていますか?
簡単に説明するとセキュリティの強化です。
Webサービスは、一般的にメールアドレスとパスワードを使ってログインします。
二段階認証を設定することで、上に挙げたメールアドレスとパスワードを第三者に盗まれたとしても、不正ログインすることを防ぐことが可能になるのです。
そのため、安易に「設定しなくてよい」という判断をしてしまうのは危険なのです。
しかし、楽天モバイルにMNPする前には使っていたsms認証が急に使えなくなるなんて、乗り換え前には想定していない人も多いでしょう。
そんな人のためにMNP前にやっておいて欲しいことを説明します。
上に挙げたいくつかのサービスには、smsの受信ができないときのために、バックアップコードやその他の認証方法を準備しています。
その中でも推奨したいのがバックアップコードの活用です。
バックアップコードとは、smsが受信できずパスコードが分からないときに代わりに入力する数字や英字です。
これは二段階認証を設定した時点で入手可能なので、MNP前に控えておくと良いでしょう。
sms認証の異常はどこの携帯電話会社でも起きる代理手段を必ず確保
今回は楽天モバイルを例に挙げ、MNPしたとたんsms認証ができなくなる現象を説明しましたが、実はこのような現象が起きるのは楽天モバイルだけではないのです。
MNPにより、これまで使えていたsmsの受信ができなるなるという例は、いくつも有ります。
そのため、上記のバックアップコードを用いたsms認証の代わりになる認証方法を覚えておいてそれに備えることは非常に重要です。
また、サービスによってはバックアップコードがなく、アプリ認証や電話認証を用いるものもあります。
面倒に思いがちな二段階認証の設定ですが、インターネットで世界中がつながっている現代、あなたの個人情報を守るために必ず設定を行いましょう。
