2020年の冒頭、消毒液や除菌ウェットティッシュなどの清潔さを保つための除菌グッズが、街中から消えました。
供給量に対して従来の生産量や流通量では間に合わなくなったのが原因の一つです。
その後、十分な供給が行われるようになり、薬局や雑貨店だけではなくさまざまな場所で、ふたたびこれらの除菌グッズが売られるようになりました。
回復傾向にある状況の中で、100均にも除菌グッズが並び始めたのを見かけます。
除菌ができない?非常に不安な100均のウェットティッシュの品質
消毒液を持ち歩くために小型のボトルタイプのものも増えてきましたが、やはり液体よりも持ち歩きや管理がしやすいウェットティッシュが人気のようです。
いずれの商品も十分に店舗に並んでおり、以前のような品切れの心配はないように思えます。
しかし、100均では100円で売られているウェットティッシュが、薬局に行くとその倍以上の値段で売られているのを見ると、一抹の不安を覚えます。
「本当に100均のウェットティッシュで除菌ができるのだろうか?」
という不安です。
消毒や除菌に使う100均グッズはエタノールの濃度をチェックしよう
どうしても日本人は「安かろう悪かろう」と考えがちで、安さ=品質が悪いと決めつける傾向があります。
しかし、今や百均には有名メーカーの商品だってならんでいます。
他の店と同じものでありながら価格を100円に抑えて販売しているのを見ると、品質の問題ではなく、企業努力のたまものであることは明白です。
それでも、同価格でも品質の良し悪しはあるものです。
これは購入する側がかしこく買い物をするほかないと言えます。
では、除菌用ウェットティッシュは何を基準にえらんだら良いのでしょうか?
数字で示せる基準をあげて、科学的に分析していきましょう。
今年ほど手洗いや消毒をマメに行いなさい、といわれたことはないですが、実際手指の消毒には何が一番有効なのでしょうか?
それは、水がある環境では石鹸をつけて10秒こすり洗い、その後は流水で15秒きれいに洗い流すのが一番良いとされています。
石鹸がない場合は、流水のみで15秒の手洗いが基準です。
そして、水がないときの対策としてアルコール消毒を推奨しています。
今回触れたいのは、このアルコールの分量です。
除菌用ウエットティッシュにはアルコールが含まれており、この分量が大事なポイントなのです。
濃度70%以上95%以下のエタノール、これがポイントです。
消毒や除菌と書かれた商品には必ずこの濃度が記載されているので、確認してみましょう。
なお、上記の範囲に入る商品がない場合は、濃度60%台のエタノールでも構わないそうです。
これらの情報は厚生労働省のホームページにしっかりと記載されているので、常に最新の情報を確認しておきましょう。
違いをきちんと理解して正しく使いたいこれからの消毒・除菌方法
最後になりますが、厚生労働省のホームページにも記載されている注意事項や言葉の違いについて触れておきます。
・消毒と除菌
消毒は文字どおり菌を消し去ります。除菌は力を弱めるだけです。
・次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水
次亜塩素酸ナトリウムはドアノブなどの物に使うものです。
次亜塩素酸水は手につけることも可能ですが、これも実は物に使います。
注意して欲しいのは、次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めても次亜塩素酸水にはなりません。
異なるものなので混同しないように気を付けましょう。
・水で手洗いしたあとにアルコール消毒
これは必要ありません。
石鹸を使って水で手洗いをすれば、基本的には問題ないとされています。
むしろ、水分をしっかりと拭き取り保湿クリームを塗った方が肌にとっては良いのです。
また、アルコールにまける(アレルギーがある)人は、アルコールによる消毒はやめておきましょう。
