九州の人にとってはなくてはならない柚子胡椒は、大分県の代表的な薬味です。

 

そうめんを食べるときや、餃子やハムを食べるときなどに添えて食べると双方の風味が口の中に広がって、非常においしく感じます。

 

九州以外の地方ではスーパーなどで売られていることがほとんどだと思いますが、九州では商店街の軒先で手作り柚子胡椒を手売りしているおばあさんがいて、それぞれ特徴があります。

我が家も九州出身なので、お気に入りのおばあさんの柚子胡椒があり、いつも冷蔵庫に常備しています。

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柚子胡椒の主な原料は、柚子の皮・塩・青唐辛子です。

塩分は控えたほうが良いといわれている人は、この柚子胡椒に含まれる塩分が気になるのではないでしょうか。

 

ここでは柚子胡椒の作り方と、健康に影響があるかもしれない塩分について説明していきます。

柚子胡椒つくりの必須材料はレシピに何度も登場する大量の塩

まず、言葉の整理をしましょう。

柚子胡椒と呼んでいますが、材料に胡椒が含まれていません。

実は九州の一部の地域では唐辛子のことを胡椒と呼んでいるのです。そのため、柚子を使ったこの薬味のことを柚子胡椒と呼んでいます。

 

次に平均的な柚子胡椒の作り方を説明します。

フードプロセッサーが2台あった方が楽ですが、ここでは1台を使った作り方を紹介します。

 

1.柚子の皮をむく。

 

2.フードプロセッサーで皮と塩を混ぜて細かく刻む。

 

3.こまかく刻んだ柚子の皮を、別の容器に移す。

 

4.フードプロセッサーで、青唐辛子と塩を混ぜて細かく刻む。

 

5.柚子の皮と青唐辛子を好みの比率で混ぜ合わせる。

 

6.ガラス瓶に入れ、熱湯で殺菌を行う。

柚子胡椒をひとビン食べたら塩分多すぎ厚労省規定の7.5gを守れ

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上の作り方を見て、どう思いましたか?

柚子の皮にも青唐辛子にも塩を混ぜて細かく刻んでいるので、間違いなく塩分過多になってしまいそうです。

 

でも、考えてみたら、このフードプロセッサーで混ぜ合わせたものをすべて一気に食べてしまうわけではないので、食べ過ぎなければ良いだけのことです。

食べ過ぎの基準を定めるために、ここでは厚生労働省のデータを借用します。

 

塩分摂取過多はいけませんが、まったく摂らないのも問題があります。

その理想的な数値を教えてくれるのが、厚生労働省のデータです。

 

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)によると、18歳以上男性は7.5グラム未満・同女性は6.5グラム未満が目安とされています。

これは「1日あたりのナトリウムの食塩相当量」を指しているそうです。

 

では、実際に柚子胡椒にどの程度の塩分が含まれているのか、厚生労働省のデータとの比較をしやすくするために、グラムで算出してみましょう。

 

作り方は人によって様々ですが、塩の分量を全体の15%としているレシピがあります。

それをもとに算出すると、仮に柚子胡椒全体が100gだとすれば、塩分量は15gとなります。

 

18歳男性の1日の塩分摂取の目安が7.5gなので、仮に100gすべてを食べてしまえば「目安7.5g<柚子胡椒の中の塩分量15g」となり、体に良くないことがわかります。

また、塩分はいろいろな食事に含まれているので、単純に柚子胡椒の分量だけで計算すると、適切な摂取量を見誤ってしまいます。

 

しかし、1日に柚子胡椒を100g食べるとなると、ひと瓶まるごと食べきってしまう勢いになりますので、大食い選手権に出場でもしない限りは、そこまで大量の塩分を柚子胡椒から摂取してしまうことはないと思われます。

柚子胡椒はちょい足しがベスト!料理の味を引きたてる優秀な脇役

日本にはワサビやショウガなど、スタンダードで香り豊かな薬味がたくさんあります。

 

しかし九州人が愛する柚子胡椒も、それに劣らず素晴らしい香りを放ちます。

しかも柚子と青唐辛子の香りが混ざり合うことで、さらに香りや味に深みを加えています。

 

上で触れた通り、大量の柚子胡椒を口にしない限りは、過剰に塩分摂取してしまうことはありません。

安心してその風味を堪能してください。

 

柚子胡椒は大量に使うのではなく、ワサビと同じように少量をメインの食材に添えて口にすると、食材のうまみも口の中に広がります。

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