iPhoneで音楽を聴く時に必要なイヤホンですが、iPhoneと同じように持ち歩くものなので、思わずズボンのポケットに入れたまま洗濯機に放り込んで水没させてしまうと言う人も少なくありません。
また、最近では突然のゲリラ豪雨に見舞われることも多く、イヤホンやその他の持ち物がずぶ濡れになってしまうと言うトラブルも数多く見聞きします。
今回は、iPhoneのイヤホンが水没したときの対応について説明していきます。
iPhone用イヤホンは人気のAirPods Proも水濡れ厳禁
iPhone用のイヤホンは、iPhone本体と同梱されているイヤホンケーブルのほかに、AirPodsやサードパーティーが販売している様々なイヤホン製品が存在します。
結論から言うと、iPhone本体と同梱されているイヤホンケーブルは防水ではないため、決して水没させてはいけません。
また、防水と書かれているAirPods Proも、例えばプールに飛び込むなどの派手な濡れ方を防げるわけではありません。
基本的に、水没してしまったイヤホンは廃棄して欲しいのですが、修理してでも使いたい事情を持つ人もいるでしょう。
水没して故障してしまった製品を素人が修理することは難しいですが、次に素人でもできる応急処置を紹介していきます。
水没したiPhoneのイヤホン生死の分かれ目はバッテリーの有無
iPhoneに使えるイヤホンには、大きく分けて2種類あります。
1つ目は、イヤホン本体に電源を持っていないものです。
2つ目はAirPodsやBluetoothイヤホンのように、イヤホン本体にバッテリーを内蔵しているものです。
まずバッテリーを内蔵していないイヤホンについて説明していきます。
もしイヤホンをiPhoneに接続していない状態で水没させた場合であれば、イヤホン本体には基本的に電気が流れていない状態です。
そのため、水没させてしまった状況の中でも、このケースがもっともイヤホンが生還する確率が高いのです。
とは言え、水から取り出した直後にiPhoneに挿してイヤホンを使うようなことはしないでください。
まず乾いたタオルなどを使ってイヤホンについた水を完全に拭き取ります。できればイヤホンの穴の部分を下に向けて、水が垂れてこないかも確認しましょう。
その後は、改めて準備した乾いたタオルの上にイヤホンを広げて、念入りに乾燥させましょう。
乾いた後にiPhoneに挿して音楽が聴けるのであれば、そのまま使い続けても問題はないと思われます。
水没したバッテリー内蔵イヤホンは膨らんだiPhone並みに危険
次にバッテリーを内蔵したイヤホンを水没させた場合ですが、ちょっと深刻です。
例えばAirPods Proは人間の体が出る汗で濡れてもさほど故障の心配をする事はありません。
しかし完全に水没させたとなると、事態は深刻です。
それは、その他のBluetooth等のバッテリー内蔵イヤホンも同じ条件です。
水の中から取り出して真っ先にやって欲しいのか、電源を切ることです。
ほとんどの場合、水没した時点で電源が切れているはずですが、仮に電源が入っている場合はすぐに切ってください。
バッテリーを抜き取ることができるものであれば、すぐに抜き取った方が良いです。
その後はバッテリーを内蔵していないイヤホン同様に、表面を拭き穴から水を抜き、その後は完全に乾燥するまで待ちましょう。
ただバッテリーが水に濡れること自体がかなり危険なことなので、突然膨らんだりしないか、しっかりと観察しながら使いましょう。
水没したバッテリー内蔵のイヤホンを使い続ける事は、バッテリーが膨らんだiPhoneを使い続けるのと同じくらい危険です。
無理せず新しいものを調達して使いましょう。
